咳喘息
2ヶ月もただ咳が続くようなら咳喘息の可能性があります

咳喘息(cough variant asthma:CVA)は、ゼーゼー、ヒューヒューや呼吸困難がなく、慢性に咳だけが続く病気です。
咳喘息は正式な喘息ではありませんが、喘息と同様に、気管支の刺激性が高まっている状態です。
原因はよくわかっていませんが、最近、非常に増えています。。



咳喘息による咳・目次


1.咳喘息の定義・概念は
2.咳喘息の臨床像・症状はどんな感じ
3.咳喘息の病態
4.咳喘息の診断
5.咳喘息の治療


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咳喘息の定義・概念、咳喘息とは

喘息というとゼーゼー,ヒューヒューと気管支が狭くなって苦しそうにしているという印象がありますが、この咳喘息は、ヒューヒュー、ゼーゼーがなく、咳だけです。
痰も出ません。
レントゲン写真で異常が見つからない、痰のない慢性の咳では、日本で一番多い病気です。


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咳喘息の臨床像

臨床的な特徴、つまりは症状としてどんな特徴があるかといいますと。
1.ほかに原因となる病気がないのにいつまでも咳だけが続きます
2.咳は数ヶ月から、ひどい場合は1年以上続くことがあります
3.かぜの後におこることが多いです
4.ゼーゼー、ヒューヒューや呼吸困難はありません
(少しでもヒューヒューいうものは咳喘息には含めません)
5.ほとんど痰はでません
6.咳は夜間から明け方にかけてでることが多い
7.冷たい空気やタバコの煙を吸うと咳き込みやすい
8.会話、電話、運動などのときに咳き込みやすい
9.かぜ薬や咳止めを飲んでも効かない
10. 気管支拡張薬が有効
11. 約半数が本当の喘息に移行します。
などの特徴があります。


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咳喘息の病態


ちょっと難しいですが、検査をするとどんな感じか説明します
1,典型的な喘息と同様にアレルギーの関与があります。
2、肺活量などの検査(フローメーター)は正常なことが多いです
3,気管支の刺激試験などで、喘息と同じ様な結果がでます
などです。


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咳喘息の診断

病気を診断するためには、その基準があります。
以下の様な基準を満たすようなものを確実に咳喘息ということができます。
1,喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼー)を伴わない咳が8週間以上続く
 (病院で聴診しても、やはり喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼー)は聞こえない)
2,喘鳴、呼吸困難などの喘息の症状、既往を認めない
3,8週間以内に上気道炎にかかっていない
4,メサコリンという薬を使った気管支の過敏性を調べる試験で陽性
5,気管支拡張剤という薬が良く効く
6,咳受容体の感受性が亢進していない
7,胸部レントゲンで異常は認めない


もっと簡単に診断しようという試みもあります。 その時には
1,喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼー)を伴わない咳が8週間以上続く
 (病院で聴診しても、やはり喘鳴(ヒューヒュー、ゼーゼー)は聞こえない)
5,気管支拡張剤という薬が良く効く

の二つを満たせば咳喘息として治療をする、というものです。
臨床的には、普通の病院のが依頼ではこれでいいかもしれません。
つまり、痰も、喘鳴もない咳だけが2ヶ月も続くようなら、とりあえず気管支拡張剤をだしてみる。
それがよく効いたら、咳喘息として、治療を続行する。
という感じです。


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咳喘息の治療

1,間歇的に、時々咳が続く場合
 気管支拡張剤(β2 刺激剤の吸入、または飲み薬、またはテオフィリン)を頓用で使用する。

2,持続的に咳がでる、または上記1で治らない場合
 気管支拡張剤(β2 刺激剤の吸入、または飲み薬、またはテオフィリン)を持続的に使用。
 吸入ステロイドの使用。
 抗アレルギー剤の使用。
 のなかでいくつかを併用する。 吸入のステロイドを使うのがよいとされています。

3,吸入のステロイドを使うと、それが刺激になって咳がでる場合 飲み薬のステロイドホルモンを使用する。


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