咳が出ると苦しいですね。咳が出ると咳をする本人もつらいし、周りの人も心配で落ち着かなくなってしまいます。
咳をすると、咳自体が次の咳を誘発したり、咳で肋骨が折れたり、咳でよけい苦しくなって失神したり。いろんなことが起こります。
また、咳はいろんな病気で起こります。肺炎や、気管支炎、気管支喘息、肺がん、心不全、最近では逆流性食道炎などでも起こることが知られていますね。
こんな咳はたいしたことはないと思っているうちに、その裏側で他の病気が進行していることもあります。
咳と簡単に言っても奥が深いものですね。ここでは、そんな咳を理解して、うまくつき合っていく方法を考えてみました。
咳が出るメカニズム
咳が出るメカニズムを考えてみましょう。
1.咳と刺激
2.反射とは
3.咳に関係する神経
4.受容器はどこにあるの
5.咳の発生するながれ
6.咳の種類
咳と刺激
皆さん気管の中に水を吸い込んで、ひどい咳をして苦しいおもいをしたことがあると思います。空気が通るところが何らかの狭窄、閉塞などがあると、息ができなくて人は死んでしまいます。ですから、気管の中の変なものをはき出すたに体が反応する、これが咳なんですね。
水などの何らかの息をするのに問題となる刺激というものがあって、これに対する反応として起こるわけです。
そして、咳はある一定以上の強さの刺激に対する反射という働きによって起こります。では、反射とはなんでしょう? 。
反射とは
反射とは、良く「反射的に○○○した」というあれですね。
ボールが顔めがけて飛んできたとき、眼を守るために目を閉じる。手を挙げてボールを避ける。といった行動。
これが、「あ、ボールが飛んできた!」「ボールを避けないとあたる」「目を閉じよう」「左手を挙げよう」「手のひらでボールを取ろう」、、なんて考えてたら、そのうちあたってますよね。
反射とは、何か刺激があったとき、頭で考えないで、頭、意識の下のレベル、延髄あたりで動作を行うことを言います。
咳に関係する神経
咳に関係する神経は、迷走神経といいます。副交感神経といわれるもので、体の中で臓器の働きを、汗の出方、心臓の動き等の調節をしている神経です。
そして、神経の末端に刺激を感じる受容器、と呼ばれるものがあって、そこに刺激があると、何か起こった!! と感じるわけです。
受容器はどこにあるの
咳の原因となる刺激を受ける受容器は肺の中全体にあるわけではないです。
鼻、喉、声帯(声門)、気管、気管支。気管支はある程度のところまではあるのですが、の肺の末梢、端の方では受容器がないので、そこで何か起こっても、咳の刺激にはなりません。だから、肺の端の方に肺癌があっても、分からないのですね。
また、肋膜(胸膜)は受容体があるという説とないという説があってまだ分かりません。
咳の発生するながれ
ある刺激が起きたら、まず一旦大きく息を吸います。次いで、声門といって声の出るところが閉まって、空気が流れなくなります。横隔膜や、胸の筋肉がいっせいに収縮して、胸の中の圧力を高め、急に声門が開いて爆発的に空気がでます。これが咳の一連の流れです。
これをここでは普通の”咳”といっておきましょう。
咳の種類
咳の親戚に、くしゃみや、息を吐くだけの小さな咳があります。これらは、刺激と刺激に対する反応判の違いで咳の親戚です。